Art Color Design

Dick Bruna R.I.P. Miffy lives forever.

ミッフィーの生みの親、ディック ブルーナが先日亡くなったという悲しいニュースがありました。偉大なアーティスト、グラフィックデザイナー、そして絵本作家でした。

子供の頃、ぐりとぐらなど他の絵本キャラクターが描写的なのに対し、あのラインとべた塗りの色だけの超シンプルで、点、点、だけの目のうさちゃんはなぜか気になる存在だった気がします。床に絵本をほったらかしてて踏みそうになった時、じぃーーーっと見つめて来るあの目が気になり、棚に戻したり。もしかしたら一番気になっていた=好きだった絵本だったのかもしれません。

何年も前のことですが、どこか出先で(アメリカか?日本か?日本かな?!)ブルーナとミッフィーの展示会をたまたま出先で見つけ、嬉しくなって鑑賞したことがあります。そこに沢山いたミッフィーは展示用に大きいサイズになっていたので、絵本サイズと違い迫力がありました。本当にべた塗りとラインだけだけど、パワフル。平面なんだけど生きてました。その内、あまりに沢山いたので、ちょっと怖くなったほどですが!*

私もイラストを描く時はシンプルに作る傾向にありますが、ブルーナはシンプルであることへ相当な執着があったようです。


miffy.comより引用

「シンプルにする事で読む人達へ想像する余地を与えたい」と思っていた。

一見真っ直ぐに見える黒線もよく見るとギザギザがありますよね。あれは「ブルーナの心臓の鼓動」なのだそうです。

「タイポグラフィについてもシンプルにしたかった。なのでフォントもサンセリフ。」

絵本に使われていた色でぱっと頭に思い浮ぶのは、赤、黄、緑、青ですが、本の印刷も「ブルーナの本は特別にミックスしたユニークな色で印刷されていた。彼は赤はスタンダードな赤でなく温かくするため、例えばオレンジを混ぜた。黄色は冷た過ぎにならないよう、赤を少しだけ入れて温かくした。」とのこと。

フォーマットも長い間「見開き12ページ、右側にイラスト、4行のテキストは左側へ」という風です。


ブルーナの父は出版社をやってたということですから、きっと小さな時から印刷、紙、色には親しみを持っていたツールだったのではないかなあと思ったりもします。

シンプルなフォーム、色、タイポグラフィ、レイアウト、フォーマットの中にぎゅっとエッセンスを凝縮してて。かつ暖かさと柔らかさも兼ね備えてて。

徹底したシンプルさが世界中の子供達に創造力を与えワクワクさせることができる魔法だったのでしょうね。絵と文字のコンテンツで子供達に幸せと勇気を与え、同時にデザイン作品のような美しい本。脱帽級レベルで尊敬するデザイナーです。

私は、後ろに手を組んで美術館で絵を観ている絵が好きです。:) 大人にも幸せな世界を与えてくれてありがとう。

* 私は時々美術館でアートのパワーに圧倒されてふと怖くなることがあります。特に空いてて人より作品の数が多い時。

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