America Art

デザインに必要な栄養、アートプラクティス

先日、私のカレッジ時代のアートの先生に再会しました。ボストンでPrintmakingの展示会に出展しているからと招待メールをもらって。この先生は私が初めて取ったアートのクラスの先生です。Ericというのですが、カレッジのFine Artsの学部長で、Drawing(スケッチ、線画)とOil Painting(油画)、Printmaking(版画)のクラスを教えていました。

そのカレッジには語学学校の後に入ったのですが、語学学校では最後の方でどうにか会話ができてたと感じていたのに(後から語学学校では留学生の英語を努力して聞いてくれゆっくり喋ってくれる人達ばかりが周りにいたことに気づく)、この学校に入った途端、周りが一般アメリカ人ばかりで全く英語が聞き取れなく、こちらが何か言っても困った顔をされるような状態に。そんな酷い有り様の時、最初のアートのクラスになるEricのDrawingのクラスを取りました。Ericは「アートとは何なのか、アートを練習するというのはどういうことなのか」は、「どの道具でどのように描くべきなのか」、よりも大切な事なのだ、という事を教えてくれた気がします。英語が理解できていなくても、教えている姿勢からそれを学ぶことができました。

物を見る。観察する。捉える。表現する。これがアートのプロセスだと思います。邪念やエゴがあってはできない、物凄く集中力のいるプラクティスです。練習すれば練習するほど自分の物の見方が養われ、人物モデルも壺や果物も、全てが線や面となって見えてきます。そしてそのような経験が長ければ長いほど自分なりの表現方法を発見し、試し、深めていけるのでしょう。

Ericには、そのアートプラクティスの序幕を経験させてもらった気がしています。そのような基礎のクラスを2年ほど取り、そこでグラフィックデザインの基礎になる、捉える力と表現力を鍛えられたのじゃないだろうかと。物を見るという事は、多面的に捉えるという事にもなるので、物事を様々な角度から眺める練習にもなっているのではないかと。そうなると、判断力や思考力にも繋がってくるのではないでしょうか。

それはそれは色々な解釈やバージョン(?!)もあると思うのですが、アートとデザインの違いって何でしょう?という問いがあります。おそらくアメリカのグラフィックデザイン101のようなクラスでは最初に先生が生徒に問いかける質問で私も聞かれましたが、その時は答えがわかりませんでした。今現在の私の答え、行ってみましょう!

アートとは、何かを捉えて表現し創造する事。
凄いアート => 人の感情を生み出す

デザインとは、捉えたものを伝え課題を解決する事。
凄いデザイン => 人を動かす

いかがでしょうか。グラフィックデザインをするには、アートとデザイン両方の勉強が必要なのじゃないかなと強く思います。私も忘れず時々感性を刺激するためアート鑑賞もプラクティスもしなければ。栄養補給に。

Ericは現在フィラデルフィアにいるのですが、壮大な印象派の絵画コレクションのバーンズ(The Barnes Collection)は一度は観なくちゃいけないよ、と言われ観に行く約束をしました。うちにゲストルームあるよ、との親切なオファーもありがたく頂戴して!

Image created by V.ivash – Freepik.com

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