この夏日本へ帰国しておりましたが、丹波篠山にある旧町家を改装したホテルに泊まってみました。そこではフレンチのコースディナーということで、前々から非常に楽しみにしていたのです。フレンチはアメリカでも日本でもお高い店が多いので普段行かないし、、、
アメリカでは綺麗に盛り付けられている料理を食べることも日本に比べると少なく、お皿の上にただ料理を乗せて出す、というのが自分の中でも当たり前になりつつあった今日この頃。
ここでのディナーはまるで目覚ましのように、微睡む中冷たい水をパッとかけられたような、そんな感覚を味覚以外にも視覚で体験しました。「おおーー!これはアートやん!」と大興奮の私でした。アメリカ人のようにWow~!とか言ってしまいそうなのを必死でこらえて。(ちょっとだけ言ってしまったけど。笑)
こだわりの丁寧さと、技術的な完璧さ。
雰囲気を盛り上げる丹波焼の器の数々。
キャンバスとなったお皿に立体的にお料理を盛り付け、美味しそうに、そしてひたすら美しく。パーフェクションとはこのことではなかろうか!
ここの写真にもある鮎の塩焼きは、横からみるとまるでワニが岩の上に横たわっているようにも見え、それもまた楽しく。岩はロールキャベツ。煮込んだ内臓が入っていました。川の流れをお皿に描き、もじみの葉っぱが風に舞う。
いやーーー!風情ですよねー!!本当に普段アメリカにいると、こういう「和」のスタイルに感動&反応し過ぎてしまう傾向が、、、
完璧な食感を生み出す但馬牛の焼き方。今まで口にしたことのない食感だったので、思わずどのように調理したのかも聞いてしまったほどです。材料も相当良いものだったに違いないですけど、焼き方が何と言ってもポイントですよね、お肉は。
なかなかここまでのレベルの料理を楽しめる機会は訪れませんが、また至福の時間に浸ってみたいです。
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